ごとうゆうの本棚

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本好きのごとうゆうが読んだ本の感想などを気まぐれに紹介していくブログ

『愛してるなんていうわけないだろ』

おはようございます🌞


何だか最近日が射していて嬉しいです。


今週の本はこちら!!

 

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愛してるなんていうわけないだろ (中公文庫)


基本データ

『愛してるなんていうわけないだろ』
著者:角田光代
出版社:中央公論新社
価格:552円
ジャンル:エッセイ
読了日:2019年3月某日
 

感想

角田さんの記念すべき初エッセイ集。

タイトルから何だか飛ばしている、この感じがもうたまらない。

恋をするのに負けとか勝ちとか、書いてある。

最初はよく分からなかったけど、でも角田さんが書いているように、お互いが「会いたい」と自分の気持ちに忠実に向き合って、いわゆる「負けた」状態になって笑いあえるのはかっこいいと思う。

 

大爆笑したのは「電話大合戦」。

普通じゃない。

かかってくるいたずら電話を楽しんでいるのである。

言葉はあまりよろしくないが、「まじかよ」と思ったエピソードだったりする。

とがってるなぁ、おいおい。

今でも楽しんでいるのだろうか。まさかね……。

万が一、いたずら電話がかかってきた時のために参考にしてください。

 

そんなことを書いておきながら、「小さきものに幸せは宿る」と、何だか感動というか納得させられるエピソードを書いているのだから、角田さんのふり幅はこの頃から尋常じゃない。

「~中略~、きらきら光るくずを流してしまうのは、あまりにも勿体なく、自分で自分を不幸にしているようなものだ。心の網を細かくして、そういうものを掬い取っていかねば。」

嗚呼。心に沁みる。

ふとした時に忘れてしまいがちなこの心がけ、角田さんのように心にしっかりととどめておきたい。

とにかく「マイニチ」を大切に愛している角田さんだから書ける、角田さんにしか書けない、そんなとがっていてあったかいエッセイでした。

 

最後に一言

大抵恋愛についてがテーマになっているこのエッセイは、デートとか好きとか嫌いとかいろんなことが書いてあるのだけど、そこで終わりではなくて、そこから続いてゆく日々をどう生きていくのかを問うていたり、決意表明していたりして、恋愛に今は特に距離が近くなくても勉強になるエッセイだと思います。

もちろん今絶賛恋愛中の人は必読!