ごとうゆうの本棚

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本好きのごとうゆうが読んだ本の感想などを気まぐれに紹介していくブログ

『ブスの本懐』

おはようございます🌞

暑いですねー。

だんだん日差しも夏になってきました。


今日は、強烈にハマるこの本を紹介します📙


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ブスの本懐


基本データ

『ブスの本懐』
出版社:太田出版
価格:1000円
ジャンル:エッセイ
読了日:2019年6月10日
 

感想

「ブス」 なんという強烈な言葉だろう。

 

とにかく、この女子へのキラーワード「ブス」で本書は構成されている。

薫さんも、冒頭で「ブス」を「人を傷つけるために生まれた、まるで兵器のごときデスワードであり、考えた奴はノーベル逆平和賞である。」と述べている。

なのに、この本に書かれている大半の言葉は「ブス」であるから、そこからもう笑える。

 

ただ、「ブスとは何か」という答えを出すのではなく、作者も含めて逆に分からなくなってしまっている、迷著である。

しかしここで「ブスとは何か」なんていう答えが出されてしまったら、地球上の大半の女子が死ぬ、というかなり残酷な結末を迎えることも確かであろうから、その点、ブスが何だか分からなくなってよかったとも言える。 

 

淡々と書いているようだが、今感想を書いているごとうも、そりゃもうブスであり、他人事ではない。

どの項目も、「うぁぁぁぁぁぁ」と悲鳴を上げながら、過去の、そして現在の自分を恥じながら転げまわっていた。

この本では多種多様なブスが紹介されている。 こんなにも様々に分かれているのか、とブス自身驚きながら、またそのほとんどに自分が当てはまっているという驚愕の事実に戦慄する。

「昔からこうだったわ」、そう思って読んでいたらあっという間に終わってしまっていた。

「ここは自分とは違う」そういう点が見つけられなかった。

(強いていうなら毎日パスタを食べないことくらい。)

そんなレベルでのブスなので、この本にはかなり励まされた。

「まぁ、このままでもいいんだ」「生きていく道はブスにだってある(それが美人よりハードモードだったとしても)。」と思えた。

 

薫さん自身そういう励ましの意図をもって書いているのか若干不明だが、読んでいるブスたちは確かに励まされるのである。

 

自らのブスをここまで嫌みなく、変な気遣いもなく、笑いに昇華させてくれる人もなかなかいない。

実際、正直リアルの友人には不可能である。

やっぱり気遣いなどは入るし、何となくの褒めあい、フォローし合いになってしまう。

そこを、薫さんは徹底的につつく。そしてブス脱却どころかブスを極めるには、を指南してくれる。

無理して美人になるのはそもそも無理があるし、そこで自分らしく生きていくことが出来ないのもおかしいのでは、と遠回しに?メッセージを送ってくれる。

 

最後に一言

自称ブスの薫さんが散々ブスについて書くのだから自虐も満載、そしてブスが読むんだから、心当たりあるあるな本書。

一見誰が幸せになるんだこの本、と思いがちだが、意外にブスは幸せになれるんじゃなかろうか

この本を読むことによって、「こんなブスでいたくないから努力しよう」と思うのも一つだし、「ブスでもいいんだ、ありのままに生きていこう」と思うのも自由である。

まぁでもブスでも悪くないや、とごとうは思えたし、本書によって、一人でもブスが救われれば幸いである。