ごとうゆうの本棚

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本好きのごとうゆうが読んだ本の感想などを気まぐれに紹介していくブログ

『道なき未知』

 おはようございます🌞

最近ものすごく暑かったり、そうでもなかったりで体がついていかないです……😅


さて、森博嗣さんのエッセイを今日は紹介します📙


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道なき未知 (ワニ文庫)


基本データ

『道なき未知』
著者:森博嗣
出版社:KKベストセラーズ
価格:740円
ジャンル:エッセイ
読了日:2019年5月8日
 

感想

未知って何だろう、知っているとはどういうことだろう。

そう考えたことはありませんか?

 

未知とは道のないところにあって、その道を探していくことが新しいことを知ることに繋がっていく、そう教えてくれています。

けれど、既存の、もう誰かが切り開いている道を探すだけでいいの?という問いかけから本書は始まっています。

 

「自分の道というのは、探すのではなく、自分で築くものだからだ。」

道を探す積極性は評価しつつも、既に誰かが成功した道をたどっても同じようにいくとは限らない、そう警告し、成功者というのは道を辿ったのではなく、自ら切り開いていったフロンティア精神の持ち主であることに注目すべきであるとも言っています。

確かに。

少し前の朝ドラ、「まんぷく」でも自ら道を切り開いていった家族の成功が描かれていたのが記憶に新しいところ。

 

本書では、「道」を大きなテーマとして、どういう人生を歩んでいくのか、そのために何をしてどう考えるといいのか、少し自分で考えてごらん、という本です。

既成の概念、世の中で常識とうたわれていることから一旦離れて、自由に頭の中で考えて、考えぬいたらとにかく実践してみよう、実践したら振り返って、そして考えてもう一度実践する、その繰り返しや積み重ねである、と森さん独自の目線で語っています。

その森さん独自の目線だって、彼が直面した様々な出来事に対し、彼なりに考えを積み重ねた結晶であり、また森さんだけの「道」の一つだから、森さんの言うことすべてが正しいとか、森さんと同じだから安心とか、森さんを見習えばよいとかそういう話ではないのはここまで読んでくれた方なら分かると思います。

あくまで森さんは森さんの考えでこの本を執筆し、一応の考えを発し、我々はこの本を読んだ上で我々なりに考えて解釈すればいい。

そういった自由さ、開かれた知的好奇心への扉が待っています。

想像力を片手に扉をくぐれば、脳への心地よい刺激があなたを迎えるでしょう。

 

最後に一言

私の印象に残ったのは、「やる気」の話。

「いまいち、やる気が出ない」

「やる気がないからできない」

「やる気が今日はあるから調子がいい」

世間でよくきくこのフレーズ。

 

しかし、森さんは違う。

「やる気のない」という状態から脱するために、「やる気を出す」というのは多くの人が考えてしまう対処法だと思うが、「実際にやることの方が簡単な場合がある」という。

確かに、仕事なんかはいい例で、やる気がなくても日々のルーティンとしてこなすことが出来る。

仕事じゃなくても歯磨きとか着替えとかだっていちいちやる気を出す前にやっている人の方が多いのではないでしょうか?

 

最後に刺さったフレーズを。

 

「どんな場合にも、どんな悩みにも、あるいは、誰にでも通用するアドバイスはたった一つだけだ。」

「それは「やれば」である。」