ごとうゆうの本棚

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本好きのごとうゆうが読んだ本の感想などを気まぐれに紹介していくブログ

『いつも旅のなか』

こんばんは🌙

桜がきれいですね。

そんな春、新しい気分にさせてくれるのがこの本。


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いつも旅のなか (角川文庫)


基本データ

『いつも旅のなか』
著者:角田光代
出版社:KADOKAWA
価格:520円
ジャンル:エッセイ
読了日:2019年3月12日
 

感想

旅好きだけど旅慣れない、だけど旅に出てしまう、そんな角田さんの旅エッセイ再び。

 

何となく一人での旅行が多い角田さん。 そんな角田さんが五感をフルに使って歩き回った記録が集められています。

 

ロッコで出会った、人々の幸せを願う少年の話、その国に住む人々の個性を表していいるから好む国境の話、取材旅行で珍しく複数人で旅をした時の驚きとピンチ、ロシアについての考察、祈りを本当の意味でささげることが出来たスリランカ、嫌いなのか好きなのか分からない上海の話、友人Yちゃんとの違いを実感したスペイン旅行……。

きっとYちゃんの方を旅好きと呼ぶのだろう、と角田さんが言うほど、アグレッシブで疲れ知らずなYちゃん。

できることなら何もしたくない角田さんと意外と上手くお互いに旅が出来るのだな、と読んでいるこちらも驚いたり。

 

自分が海外旅行に行ったことがないし、これからもたぶん行く予定がないから、「あるある」とか「そうだよね」とか「行ってみたい」とかにはならないのだけど、旅行が好きな人にはうってつけ。

行動力がある人なら明日にでもスーツケースに服を突っ込んで、飛行機手配して旅立ってしまうでしょう。

それ位、海外旅行というものの不思議さ、面白さ、難しさを伝えてくれています。

 

最後に一言

感想のところで「行ってみたい」とかにはならない、と書いたのは、予定がないからというのもあるけれど、角田さんの文章が上手すぎて、何だかそこに角田さんと一緒に旅をしているような気になるから。

だからごとうみたいに、海外に行くつもりはあまりないよ、という人にも勧められる本だと思います。

実は、私は今、国内なら旅行に行きたくなってしまっています。

どんな人でも、どこにでもふらっと旅に出たくなるエッセイでした。

あー、どこ行こうかな。