『杏の気分ほろほろ』
こんばんは。
二泊三日の京都旅行からの帰路で更新しています。
充実していた三日間でした。
今年はまだ桜が満開からは程遠い状況でした……
東京は満開だとか。お花見したいです。
さて、今週はこの本です📙
基本データ
感想
ごとうの大好きな女優さんの一人である杏さん。
彼女のエッセイ第二弾。
第一弾とは少し違って、ドラマの撮影、いわゆる彼女のお仕事についてがメインのエッセイ。
あまりドラマを観ない、というかテレビを点けないので、そのドラマがどうだったとか視聴率がどうとかは分かりませんが、彼女はどんな撮影にも真っすぐで素直に取り組んでいました。
美人でスタイルも抜群で、知的好奇心も旺盛。
そんな彼女でも驕らず、より良い役を演じるために様々な勉強を重ねていることがこのエッセイから伝わってきます。
たまに長ゼリフが多くあって苦戦するという人間らしいところもあり、いろんな人に愛され、またいろんな人を愛している杏さんの魅力が詰まっています。
お仕事の話だけじゃなくて、休暇の時の同窓会の話だったり、私生活での結婚、出産の話だったりそんなプライベートも書かれています。
素直にのびのびと書かれている彼女のエッセイは嫌みなところもなく、彼女の努力が確実に実を結んでいる、そう感じさせるものでした。
あとがきにて、彼女は、このエッセイに書かれている猛烈に忙しかった時期のことを、仕事であるとはいえ、本にまとめられたのは自分にとって大きな財産となり、人生の宝物だ、と書いています。
読んでみると分かるのですが、それはそれは忙しい。
何本もドラマの撮影があって、モデルの仕事もこなして、プライベートでも充実していて。
そこまで忙しかったら何となくとげとげしくなってしまったり、傲慢になってしまったり、周囲への感謝を忘れてしまいそうになりそう。
だけど、杏さんはそれを財産、人生の宝物、と感じるのである。その懐の大きさが彼女の大きな魅力を形作っているのでしょう。
最後に一言
今回ご紹介したのは杏さんのエッセイ第二弾ですが、第一弾もなかなかの面白さ。
なので二冊とも読んで比較してみるのもいいかもしれません。
もちろんこの本だけでも十分な読みごたえ。
憧れだった杏さんが何となく少しより身近に感じられて、ますます好きになれた、そんなエッセイです。