ごとうゆうの本棚

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本好きのごとうゆうが読んだ本の感想などを気まぐれに紹介していくブログ

『わたしのマトカ』

 こんばんは🌛

ついに今年も残り少なくなってきましたね。

年末のあるある、「帰省」を果たしたごとうです。

仕事納めの方も、明日仕事納めの方もお休みの日にまったり読むのにおすすめな本はこちら。


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わたしのマトカ (幻冬舎文庫)


基本データ

『わたしのマトカ』
出版社:幻冬舎
価格:457円
ジャンル:エッセイ
読了日:2018年11月16日
 

感想

さまざまな役柄で幅広く活躍する片桐はいりさん。

旅好きの彼女が、映画『かもめ食堂』の撮影のために1か月滞在したフィンランドでの出来事をつづったエッセイ。

 

趣味での旅はこれでもか!と下調べをしていく彼女が、今回はあくまで出張なのだから、と下調べなしの空っぽ状態で旅立ったフィンランド

サルミアッキの洗礼に遭ったり、生のさやえんどうのおいしさにびっくりしたり、怪しいクラブに挑戦したり…… 彼女のフィンランド生活は如何にして進んでいくのか?

笑えて、ほろっとさせられます。

彼女曰く「はじめての作文」、「当たりもはずれも大いにあろうが」 。

いえいえ、初めての作文だとはとても思えないし、当たりばかりだとごとうは思いました。

 

最後に一言

作中で印象的だった喩えがあります。

 

「お料理のお礼を伝えた時の、あの幸せな笑顔はけして忘れない。まるで、炊きあがったばかりのお釜をあけた時みたいに、もわあと幸せな湯気が上がり、あらわれた笑顔は白くつやつやと輝いていた。」

 

親切な人たちの素敵であたたかい笑顔を見事に炊きたてのご飯で例えるなんて。

なんてリアルな、そしてこちらまで湯気が立ち上りそうな丁寧な喩えなんだろう。

こんな文才とユーモア溢れるはいりワールドでフィンランドの美しさや良さを味わってみてください。