ごとうゆうの本棚

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本好きのごとうゆうが読んだ本の感想などを気まぐれに紹介していくブログ

『財布のつぶやき』

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財布のつぶやき (角川文庫)


基本データ

 
『財布のつぶやき』
著者:群ようこ
出版社:KADOKAWA
価格:476円
ジャンル:エッセイ
読了日:2018年9月27日
 

感想

皆さんも何となく頭の片隅に居座っているだろう心配事……

それは、「老後の蓄え」。

 

誰もが直面するお金の問題。

大なり小なりあれど、作者がズバッと、かつ面白くユーモラスに書いてくれているエッセイ。

 

今では500円玉貯金とか、誰々さんの家計簿とか、365日貯金とか、いろんな節約方法がありながらなかなか上手くいかないのがお金というもの。

作者は実家の住宅ローンも自分は住んでいないのに払っているのだから驚きである。

ごとうだったら絶対払わない自信がある(親不孝者)。

 

ただ、ごとうが感動したのは、その話だけではない。

猫を飼い、実家のローンを支払って、将来の仕事もあるか分からない(と作者は言っているけどたぶん生涯にわたってあるだろう)、そういう中でも感謝の気持ちを忘れていないというところである。

「(中略)日々の生活のなかで、自分は不幸だと感じた記憶はない。それよりも若い頃に想像していた以上の生活をさせてもらって、運の良さに感謝する日々なのである。」

 

お金があってもなくても、こういう人が一番幸せだろう。

ごとうも周りに感謝して生きていく事を思考の習慣にしていきたい、そう思いました。

 

最後に一言

「お金の話」

つい日本人が避けて通りがちで、でも人一倍、一人で心配になる深刻な問題。

そんな風潮の中で、自らの状態をユーモアたっぷりに書いてくれながら、バッサリと核心をついてくれる、何だか自分もどうにかやっていけそう、と勇気をくれるエッセイです。