こんばんは。
今日はちょっと雰囲気を変えて、こちらの本を紹介します📙
基本データ
感想
今、世間が最も注目しているシンガーソングライターの一人ともいえる、星野源さんのエッセイ。
なんて魅力的な人なのだろう、なんて人をよく見ているのだろう、と驚かされます。
そしてそれを真摯に誠実にエッセイにしています。
いろいろなことがあったのだろうけど、彼の窓から覗く風景はきっといつもキラキラと輝いている。
一見何でもない風景でもキラキラを見つける天才だと思います。
ごとうが見習いたいな、と思ったのは「怒り」の話。
怒るようなことに遭遇しがちなハマ・オカモトさんと、よく怒りトークをする中での暗黙の了解が、「ヘビーな怒りエピソードほど面白く、笑えるように」。
腹が立ったら、その感情の赴くままについ話してしまうけど、怒り自体に強力な負のエネルギーがあるから、聞く相手、そして自分のためにも面白く吐き出すことが大事らしい。
これ、何でもないように書いているけど実はかなり難しい。
怒りながら相手のことを思いやらないと出来ない、仏の技。
人のことをよく見て、誠実な源さんだからこそできるのでしょう。
自分もこうありたい、などと過ぎたことを思ったりして。
紅白歌合戦をめぐる、彼の出会いやエピソードに思わず涙。
年とともに段々涙もろくなっているのでしょうか。
彼の努力が実った瞬間、紅白が大好きな構成作家さんとの出会い。
この構成作家さんの章は涙なしでは読めません。
ごとうが内容書いてしまうとネタバレになってしまうし、感動半減だと思うので書けません。
ぜひ、この章だけでも読んでほしいです。
最後に一言
学ぶことの多いエッセイです。
ふざけているけど、ふざけて終わらないところに源さんの思慮深さや懐の大きさ、多くの人に支持される理由があるのでしょう。
最後に、ごとうが一番ぐっと来た文を紹介します。
エッセイに迷ったらぜひ読んでほしいオススメの本です。
「自分が小さい頃にそんな言葉はなかったけれど、どれだけ「イタい」と言われようと、「中二病」と馬鹿にされようと、そんなつまらない言葉には負けず、人はどんどん妄想すればいいと思う。」
「現実を創る根本の大本は、想像力である。」