ごとうゆうの本棚

ごとうゆうの本棚

本好きのごとうゆうが読んだ本の感想などを気まぐれに紹介していくブログ

『ゼロからトースターを作ってみた結果』

 こんにちは。


今日から久しぶりに深夜特急シリーズ以外の本を紹介します📙

f:id:gotoyu215:20180913110323j:plain

ゼロからトースターを作ってみた結果 (新潮文庫)


基本データ

 
『ゼロからトースターを作ってみた結果』
著者:トーマス・トウェイツ 訳:村井理子
出版社:新潮社
価格:750円
ジャンル:ドキュメンタリー
読了日:2018年9月12日
 

感想

ゼロから?トースターを作る? この突拍子もない題名に惹かれて本屋さんを探し回って買いました。

 

そうです、ポップアップトースターを文字通りゼロから、つまり原材料から作ります。

お察しのとおり、作者、めちゃめちゃに苦労します。

でもトースターへのひたむきな姿勢に惹かれるものがあるし、訳者の絶妙な訳によってとても読みやすい。

(「詰んだ?」とか今の日本の若い人が使っている言い回しを自然に入れてくれる)

実際に作っている様子の写真も載っていて、なかなかに楽しそう。

 

作ってみたトースターは、表紙を見れば分かると思いますが、最初に作者が計画していたものとは全然違うものになってしまっています。

しかし彼は作って終わりではなくて、私たちを取り巻く消費社会について鋭く考察しています。

そこが彼の実験がこのような本になって異国でも翻訳されている理由でしょう。

 

ごとうの下半期読了本ランキングでもかなり上位に来る当たり本でした。

 

最後に一言

感想にいろいろ書いてしまいましたが、とにかく笑えます。

もちろん、その消費社会への考察もきちんとしているのだけど、堅苦しくなくてとても読みやすい。

読みやすいから彼の思慮深さが(ゼロからトースター作っちゃうところは措いておいて)より伝わってくると思います。

トースト片手にサクッと読むことのできる良本です。

750円以上の価値があると、ごとうは感じています。