『深夜特急6 南ヨーロッパ・ロンドン』
こんにちは。
台風が近づいているみたいですね⚡🌀☔
みなさん気を付けてくださいね😣
基本データ
著者:沢木耕太郎
出版社:新潮社
価格:490円
ジャンル:紀行文
読了日:2018年9月12日
感想
深夜特急シリーズ最終章。
ついに作者の旅が終わりを迎えます。 無事にロンドンにたどり着いたのでしょうか?
今作も印象深いシーンが何度も登場します。
バンコクに駐在する日本人の発した「わかっていることは、わからないということだけ」
この言葉は作者でなくても胸に留めておかなくてはいけないな、と思いました。
ポルトガルの果ての岬、サグレスで旅の終わりの「汐どき」を捕まえたシーンは心が震えたし、そこのホテルでの重大な発見にはごとうも思わず吹き出してしまいました。
まさかあのイスタンブールで出会った彼の言葉がまたここで思い出されるなんて。
なんて素敵な旅だったのだろう。 「だった」という表現は正確ではないかもしれない。 彼の旅、そして我々の旅はまだ「道の途中」なのかもしれないのだから。
最後に一言
ついに完結してしまいました。なんだか寂しいです。
本は完結してしまったけど、彼の旅は一体どうなったのか。 どのようなフィナーレを迎えたのか。
笑ってしまうような発見、心が温まる出会い、ハラハラする道中、美しい景色……
旅の楽しさ、苦労、悲喜こもごも1冊ずつに詰まった紀行文。
文庫本にして全6巻。読んでみてください。損はないと思います。