ごとうゆうの本棚

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本好きのごとうゆうが読んだ本の感想などを気まぐれに紹介していくブログ

『村上さんのところ』

 今日はもう一冊、村上春樹さんの本を紹介します📙

 

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村上さんのところ (新潮文庫)


基本データ

 
著者:村上春樹
出版社:新潮社
価格:840円
ジャンル:エッセイ
読了日:2018年9月2日
 

感想

期間限定サイト「村上さんのところ」、 そこへ世界中から寄せられた質問に、村上さんが真摯に、たまにとぼけながら回答していきます。

寄せられたメールは全部でなんと37465通。

その中から選りすぐった473通を収録しています。

ごとうは473通を読むのですら一苦労でした。(だから一日一冊ペースが随分遅れました😅)

それを、約40000通目を通して、それに対して1通ずつ答えていくのだから並大抵のことではないと思います。

 

程よく力が抜けていて、時に鋭く真理をついて、読者に疑問を投げ掛ける。

上からではなくて一緒に考えたい、あるいは読者の意見を聞きながら自分はこう考えると発信していく村上さんの姿勢がとても心地よくて、文章がじんわりと沁みてきました。

特に村上さんは「多様性」を大切にする人なので、どんな質問でも決して軽んじることはありません。

普通だったら答えに困るような質問でも「こんな質問もあるんだなぁ」と上手く受け入れながら、答えを見つけていきます。

(時には投げ出したりするけど。にゃあとか言って)

 

日本にとどまらず、世界にも名の知られた作家が、こんなこと、というと語弊があるけど、面白いことをしてくれるなんて、やっぱり世界は楽しいなって思うのです。

 

最後に一言

何となく疲れちゃった人、何だかぼんやりしてしまって目標の定まらない人、頑張りすぎて息切れしそうな人、村上春樹が好きな人にオススメしたい一冊です。