ごとうゆうの本棚

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本好きのごとうゆうが読んだ本の感想などを気まぐれに紹介していくブログ

『春になったら莓を摘みに』

 

おはようございます☀️

ごとうの住んでいるところはとても気持ちのいい風が吹いています。

 

さて、今日の本はこちらです📙

 

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春になったら苺を摘みに (新潮文庫)

 


基本データ

 
『春になったら莓を摘みに』
著者:梨木香歩
出版社:新潮社
価格:460円
ジャンル:エッセイ
読了日:2018年8月19日
 

感想

著者が海外で出会った素敵な人々の話。

中でも筆者が学生時代、受け持ちの先生であり、下宿先のおかみさんだったウェスト夫人のお話が主です。

 

彼女は包容力があって尊敬すべき生き方をしていて、思わず彼女のファンになってしまいそう。

でも、きっとそれは遠くから見ている(読んでいる)からこんなのんきなことが言えるのであって、近くで実際に交流があったらハラハラして心配になるのだろうけど、それでも彼女の内面は美しいし爽やか。

 

彼女が3年間構想をあたためたストリートフェアを敢行することで、事情があり(まぁそれだけのことをして)町全体を敵に回してしまった人をまたカムバックさせることに成功した話は、彼女の機転と、彼女の住んでいる地域の人々の優しさに胸が熱くなりました。

敵になってしまった人をカムバックさせようと意気込むのではなく、あくまで自分が楽しんで、そしてその楽しさに周りの人を巻き込んでいく。

簡単そうに見えるかもしれないけど、ただ自分が楽しむだけじゃなくて人望やご近所さんとのつながりがないと出来ないことだし、周りの人の人格も成熟していないといけないし、それを子どものような無邪気さで成功させてしまうウェスト夫人はなかなかいない素敵な人。

 

ウェスト夫人だけでなくさまざまな国の人、いろんな背景を持った人が登場します。 そのたびに胸を打たれ、日常を生きるということはどういうことなのか考えさせられます。

 

最後に一言

寝る前のゆったりとしたひと時にオススメの本です。

じんわりあったかい気持ちで眠りに就くことが出来ると思います。

そんな幸せの一冊。